柿の実
雑感雑記
近くの家の庭木に柿の実が成っていて、まん丸と程好く色付いていた。
小さい頃に住んでいたアパートの庭にも柿の木があった事を思い出した。
よく猫がその幹で爪を研いでいて、登って遊んでいた事や、実が成ると大家さんからお裾分けして貰った事や、自分自身が登って遊んでいた事を想い出した。
最近では曇りの日には肌寒く、日向が暖かくて恋しい、そんな季節になってきた。
ロングブーツもそう珍しくなく、コートというものが似合う時季になってきた。
ふと山々の紅葉を見たくなってきて、色付く木々の美しさを想いながら佇んだ。
あるシャンソン歌手の歌を聴きに行きたいのだが、なかなか行けない。
ディナーショーなどの料金が高くて今の私には手が届かないのが原因だ。
情けない事だが仕方が無い、シャンソンの似合う季節だというのに残念だ。
だが何時か行けると信じて今はまだ聴いた事の無いその歌声を想像している。
ひょんな事から知り合ったそのシャンソン歌手はとても優れた歌を歌うそうだ。
何時かきっと行こうと心に決めて今はただ想うばかりで寂しいものがある。
二千円台で楽しめるライブハウスとは世界が違うのだから仕方が無いのだろう。
そう言えば長期で休みになると宣言された詩の朗読と音楽の融合のライブが何故か今迄通りに開催されるそうで、こちらは不意を衝かれたので日程が合いそうもなく、せっかくの楽しみが遠のいてしまい、何だか残念でしょうがない。
秋に相応しい物事に参加できない自分がいて、何だか気落ちするような気分だ。
さて、立ち止って柿の木をじっと見詰めていた私の事を、通り掛った自転車の警察官がこちらも立ち止ってじっと見詰めており、暫くその体勢のままだった。
私は柿の実を楽しんだ後に歩き始め、警察官はそれを機に何処かへ行った。
滑稽な膠着状態は何分位続いただろうか、だが私はそれを気に留めなかった。
あちらは職務、こちらは気儘な息抜き、ただそれだけの事でしかなかった。
柿の木の家を通り過ぎ、足元の枯れ葉に気を取られながら私は歌を想った。
そして詩を想い、音を想い、何故季節は通り過ぎて行ってしまうのかと思った。
もしも私がもっと豊かで、少なくとも貧しくなければ、機会を得る事はできるに違いない多くの文化的な出会いというものを考えると、切実にそれを欲して止まない。
多くの生の歌を聴き、ライブを楽しみ、酒と会話を楽しみ、歌う事を楽しみ、山へ行き、海へ行き、感受性の赴くままに芸術を愛で、そして潤いたいと思う。
一冊の本でさえ買う事を考えなければならない私にとってそれは夢でもある。
文化はそれを支える経済力によって成り立っており、貧困とは縁が無い。
私は本当に文化的な暮しがしたいと思うし、切に求めていて、けれども夢だ。
だがそれを諦めてはいないし、寧ろ願いは必ず叶うと信じているのも事実だ。
何かの為に前に進もう、そんな気持で満ちていて、夢を追っている日々だ。
そんな私の首の所を秋風が通り過ぎ思わずひやりとするのは現実そのものだ。
私はジャンパーの襟を立ててその風に耐えようとし、それが生き方でもある。
秋は人を試すように冷えていき、やがて来る冬を人に思い知らせるものなのだ。
小さい頃に住んでいたアパートの庭にも柿の木があった事を思い出した。
よく猫がその幹で爪を研いでいて、登って遊んでいた事や、実が成ると大家さんからお裾分けして貰った事や、自分自身が登って遊んでいた事を想い出した。
最近では曇りの日には肌寒く、日向が暖かくて恋しい、そんな季節になってきた。
ロングブーツもそう珍しくなく、コートというものが似合う時季になってきた。
ふと山々の紅葉を見たくなってきて、色付く木々の美しさを想いながら佇んだ。
あるシャンソン歌手の歌を聴きに行きたいのだが、なかなか行けない。
ディナーショーなどの料金が高くて今の私には手が届かないのが原因だ。
情けない事だが仕方が無い、シャンソンの似合う季節だというのに残念だ。
だが何時か行けると信じて今はまだ聴いた事の無いその歌声を想像している。
ひょんな事から知り合ったそのシャンソン歌手はとても優れた歌を歌うそうだ。
何時かきっと行こうと心に決めて今はただ想うばかりで寂しいものがある。
二千円台で楽しめるライブハウスとは世界が違うのだから仕方が無いのだろう。
そう言えば長期で休みになると宣言された詩の朗読と音楽の融合のライブが何故か今迄通りに開催されるそうで、こちらは不意を衝かれたので日程が合いそうもなく、せっかくの楽しみが遠のいてしまい、何だか残念でしょうがない。
秋に相応しい物事に参加できない自分がいて、何だか気落ちするような気分だ。
さて、立ち止って柿の木をじっと見詰めていた私の事を、通り掛った自転車の警察官がこちらも立ち止ってじっと見詰めており、暫くその体勢のままだった。
私は柿の実を楽しんだ後に歩き始め、警察官はそれを機に何処かへ行った。
滑稽な膠着状態は何分位続いただろうか、だが私はそれを気に留めなかった。
あちらは職務、こちらは気儘な息抜き、ただそれだけの事でしかなかった。
柿の木の家を通り過ぎ、足元の枯れ葉に気を取られながら私は歌を想った。
そして詩を想い、音を想い、何故季節は通り過ぎて行ってしまうのかと思った。
もしも私がもっと豊かで、少なくとも貧しくなければ、機会を得る事はできるに違いない多くの文化的な出会いというものを考えると、切実にそれを欲して止まない。
多くの生の歌を聴き、ライブを楽しみ、酒と会話を楽しみ、歌う事を楽しみ、山へ行き、海へ行き、感受性の赴くままに芸術を愛で、そして潤いたいと思う。
一冊の本でさえ買う事を考えなければならない私にとってそれは夢でもある。
文化はそれを支える経済力によって成り立っており、貧困とは縁が無い。
私は本当に文化的な暮しがしたいと思うし、切に求めていて、けれども夢だ。
だがそれを諦めてはいないし、寧ろ願いは必ず叶うと信じているのも事実だ。
何かの為に前に進もう、そんな気持で満ちていて、夢を追っている日々だ。
そんな私の首の所を秋風が通り過ぎ思わずひやりとするのは現実そのものだ。
私はジャンパーの襟を立ててその風に耐えようとし、それが生き方でもある。
秋は人を試すように冷えていき、やがて来る冬を人に思い知らせるものなのだ。
- iz | 2007/11/10 14:52
- 金がないときは図書館がいいなと思ってます。
映画もタダ。本もCDもある。
なんてすばらしい。
- 暖房 | 2007/11/10 16:36
- 図書館もいいんですが、とても遠いんです。
おまけに本だけ、しかも読みたい本は置いていない、まったくもう。(笑
でもたまにはお世話になってます。
個人的には今はミメイさんの作品を読んでみたいかな。
- プカプカプー | 2007/11/11 23:30
- はじめまして、プカプカプーと申します。BlogPeopleへのレビュー、ありがとうございました。
レビューなんて戴いたの初めてだったので嬉しかったです。
それと、BlogPeopleのランキングバナーを付けていない事にも気付いていなかったので、
今、装着しました…。
BlogPeopleの歩き方、今まで知らなかった事が
一杯なので、参考にさせて頂きたいと思います。
これから度々訪問させていただきます。
ありがとうございました。
- 暖房 | 2007/11/12 21:00
- プカプカプー さん、こんにちは。
多くのアレルギー、大変でしょうが頑張って下さいね。
レビューは恥ずかしながら大した事は書けてはいませんが、喜んで頂けるなら幸いです。
こちらこそどうぞ宜しくお願いします。
- はるか | 2007/11/13 22:26
- ご連絡。
ねねさんのブログは盗作があるそうです。
↓ここに書いてありました。
http://pakurikoyuki.blog83.fc2.com/
こちらも素敵なブログなので、気をつけてくださいね。
- 暖房 | 2007/11/14 00:51
- ご忠告ありがとうございます。
ねね さんの所は災難でしたね。
私の場合はまだ見付かった事は無いみたいです。
本当に盗作する人の気が知れません。
他人の仮面で踊って楽しいのでしょうか?
何だか切なくなりますね。
- なか杉こう | 2007/11/17 20:51
- 柿の木を中心にして回る思いの数々・・・。とつとつとした語り口がとても魅力的です。何気なく語られる「柿の木で爪を研いでいた猫」「柿の木を見ていたら、ずうっとこちらを凝視していた警官のこと。
さきほどブログを散策していましたら、よく立ち寄られる飲み屋さんのことが書かれていましたね。仲間がいて、いろんなことを話して・・・という。いいですねえ。それを書くことで伝えられる暖房さんも、いいですねえ。
- 暖房 | 2007/11/17 23:33
- 柿の木は秋になると鮮やかに目立ちますものね。
ついつい見てしまいます。
飲み屋さんの話はもしかしてエンジェルコラムではありませんか?
ちょっと書いてみました。
何にせよいい呑み屋です。
- 通りすがり | 2007/11/18 12:16
- 初めまして。↑こはるさんのコメントにたいしてのレスですが、
ねねさんが災難なのではなく、
ねねさんが盗作しているのですよ。
- 暖房 | 2007/11/18 15:12
- 通りすがり さん、まずはよくリンク先をよく読まずにコメントをした私自身の事をお詫びします。
もう一度該当ブログを読み直してみました。
感想を率直に言います。
確かによく似ています。
けれどオリジナルの作成日が一年以上前である事なども考えると、間違ってふっと自分のフレーズとして浮かび上がってしまった可能性も捨て切れません。
態となのか偶発的に出てしまったものなのかは本人にしか分からない事です。
私としては若干灰色であるにせよ、本来このような問題は当人同士の問題であると考えていますが、灰色も続けば確信的であると言わざるを得ず、そうなれば私もお付合いを考えなければならなくなります。
ですがこのブログではこの話題をこれ以上続ける積りがありません。
本当に盗作なのであればお付合いを絶つ、そうでなければお付合いを続ける、それまでの事です。
もしも意識的に行っているのだとすれば今後も似た事が起きるでしょう。
その時には私も考えさせて頂くという事です。
何よりこうした話題でこのブログが炎上するのは私の本意ではありません。
この事を分かって頂きたいと思います。
- 暖房 | 2007/11/24 00:04
- 残念ながら、http://pakurikoyuki.blog83.fc2.com/
に於いて2007年11月分に書かれている通り、限り無く盗作であると確信しました。
よって ねね さんとのお付合いを止める事にしました。
良いサイトだっただけに残念です。
- ねねさんのファンでした | 2007/12/10 12:05
ねねさんが盗作したようです。原作者から連絡があって、謝罪したようですが、残念です。下記に経緯がありました。http://blogs.dion.ne.jp/poem_and_fantasy/archives/6518822.html
- p.s | 2007/12/10 12:42
- ごめんなさい。先ほどのねねサンのファンでしたです。よくよくブログを見ると、真相がわかったみたいですね。イヤなこと書いて申し訳ありませんでした。











